目次
はじめに
現代のビジネスシーンでは、タスクを効率的にこなすことが永続的なテーマ。Windows11には、そのサポートとして、多数のショートカットキーが用意されており、これらを駆使することで、作業速度を大きく向上させることが可能。
日本のビジネスシーンにおけるWindowsの流通率
2025年現在において、日本におけるPCのOSシェア率はWindowsが60%~70%程を占めている。
過去10年の推移を見ると、シェア率自体は低下傾向にあるが、それでも圧倒的シェアをほこる。


なおかつ、上記はビジネスシーンに限定しておらず、以下の点を踏まえると2025年現在においても、90%前後の採用率と見て差し支えないと考えられる。
- 総務省の「通信利用動向調査(企業編)」やIDCの調査では、日本企業の業務用PCは9割近くがWindowsとされる。
- Macは主にデザイン・開発系や一部ベンチャー企業に偏っており、全体では1割未満。
- Linuxは業務端末用途としては極めて稀(サーバ用途が中心)。
つまり、日本のビジネスシーンにおいて、WindowsOSに触れないケースはほぼ無く、自身の手足のように自由に使える状態にしておく必要性が高い。
ショートカットの利用はなぜ有効か
一般的なユーザーがマウスを使って同じ操作を行う場合に比べ、キーボードショートカットを使用した場合は平均 500ミリ秒 短縮して作業を完了できるとされている。
つまり、1日の作業の中で同じ操作を1000回行うとすれば8分 、月あたりにして2時間40分の短縮。
長期的に見れば、短縮できる時間は無視できない。
ビジネスシーンで役立つWindowsショートカット 30選
種別 | 内容 | ショートカットキー | 短縮時間(ms) |
---|---|---|---|
ウインドウ操作 | ウインドウを閉じる | Alt + F4 | 600 |
ウインドウ操作 | ウインドウを最大化 | Win + ↑ | 400 |
ウインドウ操作 | ウインドウを最小化 | Win + ↓ | 400 |
ウインドウ操作 | 左半分表示 | Win + ← | 500 |
ウインドウ操作 | 右半分表示 | Win + → | 500 |
ウインドウ操作 | ウインドウメニューを表示 | Alt+Space | 400 |
ウインドウ操作 | 検索バーを開く | Ctrl + E | 700 |
文書操作 | 削除 | Ctrl + D | 400 |
文書操作 | 削除を取り消す | Ctrl + Z | 600 |
文書操作 | 操作をやり直す | Ctrl + Y | 600 |
文書操作 | すべて選択 | Ctrl + A | 500 |
文書操作 | コピー | Ctrl + C | 300 |
文書操作 | カット | Ctrl + X | 300 |
文書操作 | 貼り付け | Ctrl + V | 300 |
文書操作 | 上書き保存 | Ctrl + S | 500 |
文書操作 | 新規作成 | Ctrl + N | 600 |
文書操作 | 開く | Ctrl + O | 600 |
文書操作 | 印刷 | Ctrl + P | 500 |
システム操作 | 機種をロック | Win + L | 800 |
システム操作 | タスクビューアを開く | Ctrl + Shift + Esc | 700 |
仮想デスクトップ | 新しい仮想デスクトップを作成 | Win + Ctrl + D | 700 |
仮想デスクトップ | 次のデスクトップへ移動 | Win + Ctrl + → | 500 |
仮想デスクトップ | 前のデスクトップへ移動 | Win + Ctrl + ← | 500 |
仮想デスクトップ | 仮想デスクトップを削除 | Win + Ctrl + F4 | 700 |
画面操作 | 画面をキャプチャ | PrtScn | 500 |
画面操作 | 定義領域をキャプチャ | Win + Shift + S | 700 |
画面操作 | スクリーンを録画 | Win + Alt + R | 1000 |
音声操作 | ボリュームを上げる | Win + Ctrl + ↑ | 300 |
音声操作 | ボリュームを下げる | Win + Ctrl + ↓ | 300 |
あわせて読みたい


「ファイル名を指定して実行」の活用
はじめに キーボード主体で作業をしたいのに、Windowsのショートカットだけでは痒い所に手が届かない。そんな中、Windows+Rで起動できる「ファイル名を指定して実行」…